今月の絵 【黄金に輝く天使】

黄金の光を放った天使が飛び舞う

この世に多くの幸福の光を照らせますように。 by Andrew Lakey

アンドリュ・レイキ プロフィール

アンドリュ・レイキ (アンディ・レイキ) 写真

アンドリュ・レイキ(1959年~)
フランス シャトルー生まれ
カリフォルニア在住の画家、メディアアーティスト、彫刻家。
象徴主義、最小限主義に基づき「独自」のカテゴリーを確立。独特なテーマと驚異的な表現法により、プロの芸術家として成功した数少ない画家の一人。

◆ 略 歴 ◆

それまで正式な絵の教育を受けたことのなかったレイキは、トラウマ的な体験の後、1990年に突然絵を描き始めました。強迫性障害とうまくつきあいながら、天使の肖像をメインテーマとして、短期間のうちに画法、デザインのプロセス、テーマに磨きをかけ、数々の作品を生み出していきました。ところが、制作に打ち込むあまり健康を害し、5年間活動を休止せざるを得なくなりました。生命の危機に瀕するなか、担当医の助言、試験薬の注入、数々の(現在も継続している)手術のお蔭で、現在ではほぼ全面的な回復に至っています。アトリエに復帰した今も、健康を維持するために制作時間を制限し、防具や特別な呼吸器を装着しなければなりませんが、以前にもまして、驚異的な作品を生み出し続けています。

◆ 作品について ◆

レイキの画法は実に素朴なうえに独創的です。捉えられたイメージを、魅惑的な色、波状のライン、シンプルな形で表現するため、描かれる作品は整然としています。その隠喩的なデザインは、わたしたちが理路整然とした世界、生きる価値のある世界に生きていることを告げる、力やサインやシンボルへの理解をいっそう深めてくれます。

レイキは、メインのテーマに「天使」や「ハート」のようなヒエログリフ(象徴)を用いますが、その本質は、スピリチュアルなテーマというより、霊気あふれるエネルギーです。作品を特徴づける線、形、ルーン文字風のデザインの複雑な動きと、それらのバランスから生み出された表象は、あたかも私たちをより深遠な、調和、バランス、ポジティブな結果といった、五感で悟る真理へと導いているかのようです。

レイキの描く肖像画は、偶発的なイメージというよりも、その人物の体内における生理的反応や状態までをも描き出した、絵画による要約データです。 それは肖像画を超えていると言っても大げさではないでしょう。

レイキが手がける作品は、好奇心をそそり、美術市場に存在感を醸し、アメリカ美術界で活動するアーティストとしての、圧倒的な実力を裏付けています。

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